今回レポートする「さらけだしSPA」二宮あゆみさん
はじめましての方も、そうでない方もこんにちは。リフガイド女子部の名物女子ライター・久留米あぽろと申します。今日の写真、盛れた(照)。
今回は数あるメンエスセラピストの中でも、最も予約が取りづらいうちの1人であろう女性の施術を受けることができました。ここ半年近く、直近の予約はキャンセル待ち以外で会えないとの定評。その人気セラピストの名前は……二宮あゆみさんです。
実は、リフガイド女子部の方でもインタビューに対談など、幾度となくお世話になってきました。まるでコスプレイヤーのような非現実的な外見に、芯のある発信で界隈でも目立っている二宮さんですが、実際にお会いすると、SNSの雰囲気とは別の空気を感じていました。
個人サロン「さらけだしSPA」のオーナーセラピストとして活動されている二宮さんの施術は、ネットでの情報を見る限り鋭いアイデンティティを放っています。
個人サロンならではの、独自性の強い施術と空気感。複雑そうで、それでいて愛の深そうな二宮さんの人間性が全反映された施術、どんなものなのか気になりますよね。ここは一つ、本業ライター歴5年の久留米にお任せください。記事を読んだあと、きっとあなたも二宮さんに包まれてみたくなっているはずです。多くの顧客が思わず涙を流すという、二宮さんの『承認セラピー』、体験してきます。
【システム情報】
「さらけ出しSPA」のある新宿エリアへ
二宮さんのサロン「さらけ出しSPA」があるのは、新宿エリア。この日は施術前に本業での打ち合わせがあったのですが、時間を間違えていてカフェまで爆走をキメたため、施術前に顔がドロッドロに。
メイク直しをしようかも悩みましたが、そんなことよりいつもメンエス業界のために芯のある発信を続けてくれている二宮さんのために、伊勢丹で差し入れのマカロンを買って向かうことにしました。新宿エリアは女子に喜ばれるスイーツを入手できるスポットが多くていいですね。
マカロンを買ったあと、東新宿駅の近くの某ゲームショップにも立ち寄りました。二宮さんはオタク文化にも関心が強いようなので、キャラもののお菓子を買うのもありだったな……と思いながら、もう時間もないのでサロンのあるマンションに向かいます。
コースと料金さらけだしコース
120分29,000円
小さな身体すべてを使った『承認セラピー』に、涙
時間通りサロンに向かうと、二宮さんがかわいい部屋着でお出迎えしてくれました。
身長143センチの二宮さんの身体は、もこもこの部屋着に包まれるとなんだかもうペットみたいで、対面からちょっぴり癒やされます。
この時久留米は二宮さんとは数度目の対面だったのですが、二宮さんはお会いするたびにどんどんと心の距離が近くなっていっているように感じています。女性の身で個人サロンを経営しているだけあって、いろいろと心遣いをしてくれる二宮さんですが、仲良くなればなるほどフランクに、時に友人のような、時にお姉ちゃんのような距離感で接してくれます。
二宮さんいわく、これはお客様が女性でも男性でも一緒、とのこと。通えば通うほど仲良く、心も通ってくるのはある意味当たり前のこと。しっかり者な空気感もある二宮さんが笑ってお話してくれると、自分も受け入れられているような気がして嬉しかったです。
お茶しながら近況報告などを楽しんだ後、シャワーを済ませてマットに向かいます。「ニップレスはなしで♡」と言われたので、今日は私もあられもない姿です。きゃ♡
うつぶせから始まる施術は、先程のフランクさを忘れ去るほど息を飲むようなものでした。世間話が始まるかと思ったのもつかの間、二宮さんのあの小さな身体で、どうしてここまでと思うほど、全てを包み込まれるような施術がはじまりました。
最初はドライマッサージに近い、オイル少なめのハンドマッサージ。なのに、二宮さんの手がすっと肌に触れると、どんどんと2人の境界が曖昧になります。5本の指すべてをしっかり使ってのマッサージ。フェザータッチではなく、二宮さんは手のひらと指すべてで、私にしっかり触れてくれます。手だけではありません。頬、お腹、足。動作のたびに、二宮さんのほとんどすべてが、私と触れます。接地面が多いからか、オイルがなくても一体感や安心感を感じます。
ふと鏡を見ると、二宮さんが私の身体を愛おしげに見つめてくれているのが目に入りました。たとえば、施術中顔を見られているのも、興奮するし嬉しいですよね。でも、鏡越しの二宮さんは目が合わない。けれど、身体を通して私を見てくれている。なぜか、涙が出そうになります。目が合わないからこそ、私も恥ずかしさを感じず、そんな二宮さんと、二宮さんが愛でてくれている私の体を、思わずじっと見てしまいました。
時折顔と顔が近づく時、二宮さんの深い呼吸も感じます。すると、私も思わず深く呼吸します。唇は触れていないのに、なぜかキスをしている時のような多幸感を感じる自分もいました。二宮さんの作った世界に飲まれていくにつれて、身体の感受性が豊かになっていくのが分かります。触れられた箇所が、全て性感帯になっていくような感覚。でも、身体を震わせるような激しい刺激ではなく、大好きな人と全裸でハグしている時のような、しっとりとした性……いや、もしかしたら生の喜びに、どんどんと包み込まれていきます。この瞬間、この世界に没頭しているのは、私だけでなく、二宮さんもそうなのだと思います。世界に2人だけだけど、1人じゃない。承認セラピーの真髄を、垣間見たような気がしています。
ふと気づくと私は仰向けになっていて、天井の青い星を見上げていました。いつもレポートのために絶対に起きていようと思うのに、何分か分からない間、私は意識を失っていたようでした。
「中盤になると、ほとんどの方が安心して寝ちゃうんですよ」と笑う二宮さん。二宮さんの鋭くも甘い施術は、いつの間にか身体の疲れを癒やすものに切り替わっていて、私はその切り替わりに気づかないまま、意識をふっとばしていたようです。
二宮さんの膝の上で、首や肩のいつもつらい部分に触れられていると、いとも簡単に意識が飛びそうになります。この小さな身体のどこからそのパワーが湧いて、自分の身体が緩んでいっているのか……めっちゃ謎。もしかして二宮さん、魔女なのかな。
眠らないためにも、後半は何気ないお話もたくさんしました。マッサージからは深い愛を感じるからか、お話を聞いてくれる二宮さんには、たとえようのない頼りがいというか、包み込んでくれるような母性?姉性?のようなものを感じます。何を食べ、何を感じ生きてきたら、こんな感性が身につくんだろう。そう思わざるを得ないほど、お話する二宮さんからは海のような深い人間性を感じます。気づくと、人に言えないような身の上話がぽろりと漏れていて。二宮さんはそれすらも受け止めて、また私の身体を包んで、耳元で呼吸してくれます。
最近やっと、自分のやっている事が後付けで理解できた
歌詞は「反復」「共感」「思い出」
視線は「にげないで」
触れるのは「大切だよ」「大丈夫だよ」
鼓動は「生きていること」「リズム」
「入る合図」呼吸は「同調」
もっと深く作り込みたい。
— 二宮あゆみ@8月残り半分 (@ayumichinomiya) June 6, 2022
先日、二宮さんがこんなことをつぶやかれていました。施術中、二宮さんの全ての行動には、意味があるのだと思います。本当の意味で、120分の間、二宮さんは私のものだし、私は二宮さんのものでした。
施術終了
施術後お茶を飲みながら、ふと見ると二宮さんがお香を炊いてくれていました。温まってめぐりのよくなった身体に、深く呼吸が回っていることに気が付きます。
椅子に座って話していると、ふと二宮さんの足元が目に入ります。小さくて華奢な足。でも、触れるとあったかくて、しっとりとした足。終わってみると、先程の時間が夢だったような気もしてきます。帰り際、二宮さんはお客さんに対する「ありがとうございました」ではなく「またね」と言っていて、また嬉しくなりました。
そして帰り際、あれだけ触れ合ったのに、髪も顔も暴れていないことにふと気づきました。メンエス帰りは髪がベタついたり、メイクが崩れまくったりしているのが常で、仕方ないことと思っていたのですが……今日はこのまま友人と飲みに行けそうなくらい、昼間と代わり映えしないクオリティ。決して距離は遠くなかったはずなのに、まつげまで上がったまま。これも、二宮さんのお心遣いなのかもしれません。
いつもよりすっきりとした顔と身体で、電車に乗って帰路につきます。でも今日はなぜか、1人の帰り道も寂しくない。私が私でいていいと、そんな当たり前のことを思い出させてくれた二宮さん。そして私は、鏡越しの二宮さんの表情が今でも忘れられません。貫くような、深い目線。同性ながらに、本当に魅力的でした。
【システム情報】
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