インタビュー

トップセラピストに聞く!メンズエステ講師よしざわ/「健康的付加価値」を取り入れた施術と、セラピストのセルフケアを広める

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トップセラピストに聞く!メンズエステ講師よしざわ

メンズエステ界で活躍する人気セラピストを恋愛コラムニストとしても活躍する、ライターの久留米あぽろさんがリフガイド女子部としてインタビューします。現役のセラピストながらヨガ・ストレッチ、タイ古式を取り入れた施術を教える講師のよしざわさんが登場です!

異色経歴なセラピストが講師業で現在考える事

今回お話をお伺いするのは、異色の経歴でメンズエステにたどり着き、探求心の赴くままに施術を楽しんでいる女性です。美大を卒業した後に、一度は一般企業へ就職。その後、海外で見た景色が原体験となって、メンズエステにたどり着いたと言います。メンズエステというキャリアの自由さを感じるとともに、調整系の施術のお話からは「セラピスト自身の健康」についても考えさせられる取材になりました。

今回のトップセラピスト
よしざわさん
メンズエステ講師

「健康」と「女性性」を兼ねたものがメンズエステだった

久留米 よしざわさんは現在、リフガイドオンラインサロンでもヨガ系・ストレッチ系の動画を配信していらっしゃいますよね。メンエスの中でも調整系に強いセラピストだと思うのですが、これまでのキャリアを教えていただけますか?

よしざわ もともと、幼い頃から傾倒していたのはアートの世界でした。特に絵が好きで、大学は美大を卒業しました。周りにはアートの道に進んだ子もいますが、私の周りは美術教員になる子も多かったですね。

でも、大学を卒業する頃には「絵で食べていくことの難しさ」を実感していました。だから新卒では、大手企業に就職したんです。学科では教育研究もしていたので、社内の教育プログラムを作ったりしていました。

久留米 そこからいつ、施術関係に興味を持たれたんですか?

よしざわ きっかけは、自身の体調不良でしたね。真面目な性格もあって、かなりがんばって働いていました。でもどんどん身体がつらくなって、数年後には子宮系の疾患の診断もされたんです。

体調をかばいながら働いている間「どうやったら健康になれるのか」にもかなり深く向き合いました。最初は密教に興味を持って、お寺に通って瞑想や修行をしました。そこからいろいろ勉強して、最終的に出会ったのがヨガだったんです。

久留米 これまで様々なトップセラピストの話を聞いてきましたが、中でもかなり異色な経歴ですね。ヨガとメンエスにも、まだ数ステップありそうですが……?

よしざわ そうですか(笑)?その後国内で、5年ほどヨガを学びました。その間に仕事を辞めて「やっぱり本場のヨガを学びたい!」と思い、インドとアジア数か国に飛びました。そこでの体験がかなり衝撃的で、帰国後はいくつか資格を取って、身体の仕事をメインにするようになりました。で、その後はタイ古式マッサージを学びにタイにも行って。ここが、私のメンエスとの接点になります。

久留米 タイがなぜ、メンエスと繋がるのでしょうか。

よしざわ タイって、実はGDPの10%が性産業なんだそうです。タイの歓楽街では、女性が生き生きと男性を呼び込んでいて、全世界から男性が女性を買いに来るんです。ほぼ裸の女性が、欧米っぽい男性たちとジャグジーに入る姿は、まるで極楽浄土です。もともと男性はそんなに得意じゃなくて、それまでは女性限定サロンに勤めていたのでお客様は女性ばかりで、人生での接点も少なかった。でも、この時の経験が原体験となって、男性をお客様にした仕事をしてみたい!と思ったんです。

最初は銀座のクラブに入りましたが、クラブの接客は得意じゃなかった。でもその時、疲れてやってくる男性の手をマッサージしたら、すごく喜ばれたんです。それでもう「これしかない!」と思って、マッサージの仕事をいろいろ調べてたどり着いたのが、メンズエステでした。もう6年くらい前からかな。その時からずっと、本業との兼業なんですけどね。

セラピストとしての強みは「施術を超えた健康知識によるお客様の健康課題の発見」

久留米 かなり面白いお話でした。セラピストとしては、男性経験の少なさで、接客で悩むことはありませんでしたか?

よしざわ セラピストとしてはあまりなかったですね。もちろん今でも、私の施術ってラブラブ感がウリ、というわけではないと思います。けど、男性に必要とされること自体は嬉しかったです。

父親と早いうちに離れていたこともあってか、プライベートでの恋愛いつも全く上手くいかなかったので、20代の頃は男性とうまく付き合えないというコンプレックスもありました。それがむしろ報われた気持ちというか……セラピストとして男性に受け入れてもらえることは、私にとって心地良いことですね。

久留米 よしざわさんは講師業もされていると思うのですが、どうやってその立場まで上り詰めたんですか?

よしざわ もともと身体やストレッチ関係の知識があったこともあって、最初に入ったお店でもすぐに、店舗内講師を任されるようになったんです。タイへの留学の時に身に着けたタイ古式のスキルもありましたし、自分の施術に関しても、メンエス的なオイル施術を覚えるだけだったので。ちなみに、オイル施術のスタートはハグヒーリングでした。

久留米 講師として施術を教える時に、気をつけていることはありますか?

よしざわ 相手にとって意味のある講座にしたいので、まずは「相手が何を知りたいのか」を、カウンセリングで聞くようにしています。その中で、自分の持っている手技をシェアしていく。もちろん講師にも得意な講座はあると思っていて、私が得意なのは機能改善のマッサージや、身体の構造についての知識を伝えることですね。

そのあたり、嘘をつかないことも決めています。密着の仕方なんかは、私よりうまく教えられる方がいると思います。でも関節の可動域のあげ方、背中の筋膜の緩め方などは、かなり体系的に教えられるのではないかと。

久留米 話しぶりからも、講習の話からも、よしざわさんの誠実さやまっすぐさが伝わります。

よしざわ 私のお客さんって、疾患を抱えている人も多いんですよ。今現在では、心臓病の予後の方、脳出血により麻痺が残る方、がん治療の予後の方、などが通ってくださっています。以前はオストメイト(病気や障害、事故などが原因で、人工肛門・人工膀胱と呼ばれる便や尿の出口を手術にでお腹に取り付けている人)の方もいます。私は本業で得た知識や、自分の健康への興味関心の強さもあって、お客様との普段の連絡の中で、私以外の治療機関を進めることもあります。

私自身のセラピストとしての強みをあげるとするなら、それはお客様にとって健康のワンストップソリューションになれるってことかな。裸で施術して、体型を確認して肌に触れて分かることっていっぱいあるんです。病院にまではいかないうちに、いろいろ進行しちゃう人も多いですからね。

メンエスから「セラピストの健康」にも向き合う

久留米 メンズエステならではの領域だけでなく、プラスアルファを提供できる。それ自体がよしざわさんの付加価値でもありますよね。

よしざわ だからこそ、他の子より私を選んでくれるのって嬉しいです。はじめての骨盤調整で、ゴルフのパフォーマンスがよくなったと喜んでくれた人もいました。セラピストとして突出することを目的にしているわけではないですが、私のスキルで誰かの体調が良くなることは、やりがいになっていますね。

久留米 オーナーを目指す道などは考えないのですか?

よしざわ お客様の中には、ご高齢の方も多いですから、混み合う駅になんて、連れていけないですよ〜。個人で契約しているレンタルサロンはあるので、講習はそっちでやってるんですけどね。もともと教育系の勉強をしていたこともあって、スキルを伝えることは得意だし、好きなんです。

久留米 講師としてのよしざわさんの強みはなんだと思いますか?

よしざわ 私って、手技の手数がすごい多いセラピストではないと思うんです。でも、私の強みはメンエスの施術に、骨盤調整や可動域の向上など、機能改善のエッセンスを取り入れることだと思っていますね。あと、質問をもらったことに対しては、かなりいい精度でお答えできると思います。お客様の層までお伺いして、マーケティング的にもその子に合う手技を提供できますよ。あとは、セラピストさん自身の健康にアドバイスすることもできます。身体ができあがっていないうちに無理な施術をすると、体力的にもつらいし、怪我の原因にもなります。

久留米 リフガイドオンラインでも、セラピストのセルフケア動画を発信してくれていますよね。よしざわさん自身は、セラピストやお客様の健康をどう捉えていますか?

よしざわ 人を健康にするためには、自身も健康でないと無理なんです。自分の体が思う用に動かないと、的確なマッサージはできません。そのためには睡眠や適度な運動、リラックスできる精神や食事など、いろいろな要素が関わっているのですが……自身の健康に悩むセラピストさんにも、私の健康知識を伝えたいですね。

私自身、日常にいろいろとルールやルーティンは設けていますが、身体がラクになるとその習慣も苦ではなくなりますよ。でも、習慣から変えるのは難しいから、まずは対処療法のケアから。自重でできるケアやセルフマッサージはリフガイドオンラインサロンで配信しているので、動画を見て刺さったら、私の講習を受けに来てみてください。

よしざわさんはメンズエステでは珍しい、理系的な論理思考で施術を組み立てられるタイプのセラピストです。ヨガ・ストレッチ、タイ古式を取り入れた施術を教えられる上に、体の動き方まで含めた体系的な施術講習が行える貴重な存在。

「適切なマッサージのためには、セラピスト自身の健康も大切」というメッセージをくれたよしざわさん。たしかに、施術を一つの「運動」と置き換えてみると、運動を教えてくれるトレーナーさんって、身体を正しく動かせる人です。あなたの身体は、施術の時に正しく動かせていますか?そのことを知るためにも、まずはリフガイドオンラインサロンで、よしざわ先生のセルフケアマッサージを試してみて!

フリーライター&恋愛コラムニスト。女性に特化したインタビュー取材が得意。週刊誌や某ギャル誌の編集経験を生かした強ポテンシャルとメンタルで、今日も悩める女子を救います。男心は分からないけど、男性の幸せも願っている平和主義者。

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