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トップセラピストに聞く!『Studio Amorous -スタジオ アモラス-』松永みな/トップ集団の中で努力を重ねて……お茶引きの日々からの奮闘記

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トップセラピストに聞く!『Studio Amorous -スタジオ アモラス-』松永みな

メンズエステ界で活躍する人気セラピストを恋愛コラムニストとしても活躍する、ライターの久留米あぽろさんがリフガイド女子部としてインタビューします。まだまだ道半ばという松永さんのコツコツと自分のペースで技術向上と集客を積み重ねてきた道のりをお聞きしました。

努力の日々とがんばれた理由

今回は、トップセラピストインタビューにも数度出演いただいている有名店「Studio Amorous」から、オーナーさんの圧倒的推薦をいただいたセラピストさんにお会いしてきました。

オーナーさんによると、その女性はアモラスに所属するまでSNSもやっておらず、最初はお茶を引くことが日常茶飯事だったといいます。

しかし、ご本人が施術講習やSNS運用をとにかく努力されて、今では出勤シフトも完売するようになったのだとか。

アモラスは、森咲あんなさん日比谷ちえさんなど、自身が講師としても活動される華やかな有名セラピストさんが多数所属する店舗です。

そんな中で着実な努力をしてきた松永みなさん。その努力の日々とがんばれた理由を聞きました。

今回のトップセラピスト
松永みなさん
「Studio Amorous -スタジオ アモラス-」在籍

「お茶引きは日常茶飯事」辞めようと思ったこともあった

久留米 松永さんはここまで有名になるまでに、苦楽の日々もあったとお伺いしました。

松永 まだそんな有名というか、やりきった感もないのですが……アモラスに入店した当初はお茶を引くことも多く、常に自己否定していました。

アモラスに入店したのは、同店の先輩である森咲あんなさんの施術を受けに行ったことがきっかけでした。入店した時は、アモラスがここまでのスペシャリスト集団だとは思わなくて……。アマチュアのスポーツ選手が、オリンピック村に入ってしまったような感覚でした。

久留米 もともと、エステ業界のご経験はあったのですか?

松永 未経験で飛び込みましたが、最初に入店したお店がマニュアルに沿った講習をしてくれるお店だったんです。だからこそ、マニュアル施術しかできないことも悩みになって、森咲さんの講習に行くことにしたんですけどね。

アモラスに入ってからも、自分のアピールポイントが見つからず悩みました。店舗講習だけでなく、他店のセラピストさんの講習にもたくさん通いましたし、今はタイ古式のディプロマを取得しました。

久留米 レベルの高いお店に入って、努力されたんですね。

松永 お客さんのつかない日々に何回も心折れて、お店を変えようかと思ったこともあったんです。でも、アモラスの人気セラピストさんたちとお話していると、彼女たちもなみなみならぬ努力や気づかいをしていて、だからこそ人気を獲得しているのだということも見えて。

先輩たちを見ていると「努力せず辞めるのは違う」という気持ちにもなり、施術講習やSNSなど、がむしゃらにがんばりました。

努力を重ねる人気セラピストに背中を押されて…心折れず向上できたワケ

久留米 でも、今はそんな努力が実り、出勤シフトが完売するとオーナーさんからもお伺いしました。

松永 アモラスで努力し続ける人気セラピストさんに感化されて、とにかく技術講習に通うようになったのは大きかったかもしれません。気になった講習にしっかりお金と時間をかけるようになりました。みこと先生のドライメンエス講習なども、行ってよかった講習のひとつですね。タイ古式マッサージを学ぼうと思ったきっかけにもなりました。

前の店舗ではSNSもやっていなかったのですが、アモラスでSNSをしっかり触るようになり、自分の視野が広がったこともあります。性格的に自分から営業DMを送ったりするのが苦手で、SNSもうまく使えない時期はストレスでしたが、今はやっと気持ちよく使えるようになりました。

久留米 SNSが上手に使えるようになったことに、きっかけはあったのですか?

松永 いろいろなことを気にしすぎてしまう性格なので、送ったのに返ってこないDMやフォローになんとなくストレスを感じていました。しかもそのことを、あるフォロワーさんに愚痴ってしまったことがあって(笑)。

その方が「友達を作るような気持ちでやってみなよ」と言ってくれて。それまで、気張ってやっていたSNSでしたが、なんとなく肩の力を抜けるようになりました。無理して押しの強い投稿やセクシーな投稿をせず、でも定期的に発信し続けるということをしていました。

ただ、気になった人にはどんどんリプをするようになりました。そうしたら認知もしてもらえるようになったし、徐々に「地道に頑張ってるよね」と言ってくれる人も現れました。

久留米 努力家だからこそ、息を抜く瞬間も必要だったのかもしれませんね。

松永 アモラスというオリンピック村に入ったことは、結果的によかったと思っているんです。人気のセラピストさんに少しでも近づきたいという向上心を、常に持つことができる。でも、比べすぎるのもよくないので、たまにSNSを見ないようにする時もあります。

久留米 松永さんがアモラスで成功できた理由って、なんだったと思いますか?

松永 うーん……色々あるし、まだ成功したとは言い切れないのですが、とりあえず心折れずに済んだことは大きかったでしょうね。それは、私が昼職を続けていたり、掛け持ち店があることなど、アモラスに一極集中していないのがよかったんだと思います。

久留米 他に選択肢を用意しておく方がいいというのは、トップセラピストインタビューでもよくお聞きします。

松永 他があると「嫌なら辞めればいいだけだし」と少し肩の力が抜きやすくなりますよね。それと私が負けず嫌いだったのもよかったのかもしれません。辞めるのは簡単だけど、もし辞めるなら何か身になるものを掴んでから、とずっと思っていました。

アモラスに限らず、どのお店に行っても何かしら大変なことはあると思うんですよ。掛け持ちしている方の店舗だって、今でこそ安定していますが、最初は全然ダメでした。どこに行っても努力は必要です。ただ、どの場所でなら努力できそうか、見極めることは大切だと思います。

アモラスだけじゃない!レベルの高い店で自分に鞭を

久留米 アモラスで得た一番大きいことはなんでしたか?

松永 アモラスで向上心を持った結果、技術力のベースアップやアレンジ力は大きく伸長しました。もともと「180分コースなんて、どう繋げばいいか分からない」と思っていたけれど、今では困らなくなりました。

ただ、アモラスだから成長したというわけではなく、やっぱり自分のスタンスが重要だったのかなとも思っています。精神的に諦めない癖をつけられたのはアモラスだったからだけど、アモラスだけでなく、レベルの高いセラピストさんが頑張っているお店でなら、その精神力は得ることができると思います。

久留米 最後にメッセージをお願いします。

松永 もう少し自分が成長しきれたら、これまでの自分の努力を発信していこうと思っています。まだ道半ばですが、努力を続けるセラピストさんたちと一緒に、私も頑張っていきたいです。

自分がどの場所でなら努力を続けられるのか

お話してみると、松永さんは少し控えめな空気を纏いながらも、どこか芯を感じる方でもありました。

メンエス業界は数年前と比べて、どんどんと人が増えつつあります。だからこそ、仕事に向上心を持てるかどうかで、成功できる確率も大きく変わってくるでしょう。

松永さんは、受験でいうと「自分の偏差値よりも高い学校に行って、下からでも努力を重ねる」のが向いているタイプだったのでしょう。人によっては、偏差値を下げてその学校でトップを張る方が、努力が継続するというタイプの方もいるかもしれません。

自分がどの場所でなら努力を続けられるのか。その見極めが重要だと、松永さんは教えてくれました。

どの場所に行っても、努力できる人は成功するし、できない人はそれまで。ある種大切なキャリア論を、松永さんは教えてくれました。

フリーライター&恋愛コラムニスト。女性に特化したインタビュー取材が得意。週刊誌や某ギャル誌の編集経験を生かした強ポテンシャルとメンタルで、今日も悩める女子を救います。男心は分からないけど、男性の幸せも願っている平和主義者。

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