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トップセラピストに聞く!「新橋アロマエイト」秋山ゆえ/老舗店でリピート客をキープするたった一つのコツ

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トップセラピストに聞く!「新橋アロマエイト」秋山ゆえさん

メンズエステ界で活躍する人気セラピストを恋愛コラムニストとしても活躍する、ライターの久留米あぽろさんがリフガイド女子部としてインタビューします。今回は新橋アロマエイトの人気セラピスト秋山ゆえさんにお話を聞きました。老舗店で常に人気を保つ秘訣や秋山さんのお仕事スタイルを話してくれました。

活躍するセラピストから見えてきたもの

「有名店で売れる女性」とは、どんな人なのでしょうか。人気のセラピストさんたちにメンズエステで活躍するコツを聞くこちらの連載ですが、「売れる女性」の一つの系統が見えてきました。

今回のトップセラピスト
秋山ゆえさん
新橋アロマエイト在籍

有名店でリピート客をキープする「セラピストキャラ」の一つの正解とは

久留米 秋山さんはTwitterのフォロワーもすごく多くて、メンエスのセラピストさんとしても有名ですよね。今、セラピストとして働いて何年くらいですか?

秋山 5年目になります。メンエスで働く前は調理師をしていて、学校給食を作る仕事をしていたんですが……東京で生活していくには、お給料が少なくて。メンズエステで働いている友人がいたことをきっかけに、なんとなく始めたセラピストなんですが、今ではとても楽しく働いています。家族も友人も、セラピストとして使っているTwitterを見せているくらいオープンです(笑)。お店自体がクリーンだっていうことも大きいかもしれないけど。

久留米 アロマエイトは新橋のオフィス街にある「店舗型」のメンズエステですよね。マンションの一室などでひっそり働ける「ルーム型」のお店と比べて、店舗型のエステのいいところってどんなところですか?

秋山 うーん。常に男性スタッフが受付に居てくれて、働いていて安心だというところですね。お金のやり取りや禁止事項などを事前に説明してくれていますので、ルールを守ってくださるお客様が多いと感じています。

何かあったら内線ですぐ連絡できるから、危ない目に合う心配がないのも安心です。毎日セラピストさんとも顔合わすので何かあるとすぐ相談しあえるのも好きなところです。

久留米 なるほど。ルーム型よりプライベートスペースが少ない分、スタッフさんの目が行き届いてるということですよね。確かに、働く側としては安心ですよね。でもそういうお店だからこそ、在籍人数は多いから、そこで売れるのってけっこう大変なのかな、とも思うのですが……。

秋山 うちのお店はランキングを出していないので、そこまで売上順位的なことでピリピリした空気はないですね。ルームの数も多いので、シフト争いにもなりません。なのでプレッシャーもなく、空いた時間に自由に出勤しやすいです。自分次第でお給料は変わりますし、働きやすいとは思います。私も今は1日10時間ほど働かせてもらっています。

久留米 10時間!大変そうだけど、好きなだけシフトに入れるのは助かるかも。秋山さんはそれだけ出勤していても、お客さんが切れないってことですよね……。売れるために何か努力したことなどはありますか?

秋山 私はもともと男性とお話するのが得意ではない方なんです。コミュ障だし、萎縮しちゃう時もあって、だから前職も女性だけの職場を選んでいました。でも、だからこそマッサージは頑張ろうと思って、まずは自分がたくさんマッサージを受けに行きました。

気をつけているのは、そこで自分がされて嫌だとおもったことは、自分も絶対接客中にやらないようにするっていうことくらいです。ドアを雑に閉めるとか、マッサージで手を抜くとか……メンズエステは単価が安くないので、その高単価に見合うものを提供しないとな、とは思っています。逆に、されて嬉しかったことは全部取り入れていってみたら、もともとすごくズボラなタイプだったけど、仕事中はすごくマメにはなったかもしれません。

久留米 マメさが大事っていうのは、今までインタビューした方たちも言っていましたね……。でも、まず秋山さんはコミュ障じゃないと思います。なんか、雰囲気がすごく柔らかいんですよね。聞き役になっても、よく笑ってくれるしレスポンスしてくれるし。聞き上手ですよね。

秋山 ええ、ほんとですか。会話で気をつけているのは「相手を敬う」ってことですかね。やっぱり、お客様だから。友人みたいに近い距離感で会話できる人もいると思うんですが、私はそうはできないから、キチンと敬語を使うとか、相手のことを気遣うっていうことだけはしっかりしています。無理してキャラ作りしているつもりはないけれど、こちらが丁寧に接していると、相手も丁寧に接してくれるんだなあとは思うようになりました。

久留米 確かに、秋山さんは動作だけじゃなくて、コミュニケーションも丁寧ですよね。いい意味で焦っていない感じがするというか、うるさく動いていない感じが安心します。なんか、大和撫子みたいな。優しくドアを閉めるとか、優しく丁寧に話しを聞くとか……。

それってやっぱりメンズエステに限らずとも、多くの男性に好まれる所作なのかも。王道モテっていうか……恋人関係ではそうとは限らないかもしれないけど、お客さんとセラピストさんの関係の中では、男性から好まれやすい雰囲気なのかもしれませんね。女性ならではの「癒やし」的な雰囲気がてんこもりな感じ。

売れるコツは「相手の期待を超えること」

久留米 ちなみに新橋のあたりは、どんなお客さんが多いですか?街の雰囲気とかで、来るお客さんって変わりますよね。

秋山 新橋はやっぱりオフィス街なので働くサラリーマンさんがほとんどです。それに、本当に体が疲れているっていう人も多いですね。だから、新規でふらっと入ってくるお客さんも多いんです。そういうお客さんのことを「身も心も」癒やすことができると、またご来店していただける気がします。

久留米 身も心も。それって何かコツがありますか?

秋山 うーん。コツと言われると難しいですが、「癒やしてはもらえるけど、そこまでマッサージは上手くないだろうな」とか「体の疲れは取れるけど、それだけでしょ」っていろんな考えの方がいると思うので
どっちも満足していただけるように技術も愛嬌も大切にしてます。「来てよかった」って思ってもらえるように。
その距離感は人それぞれなので、それを見抜くのが難しいけれど。

久留米 常に相手が期待している以上のことを提供できたら、それはお客さんもハマっちゃうかもしれないですね。でも、ずっとそれをやっていると、いつかすごく大きい期待をされませんか?体を求められたり。

秋山 それもあるかもしれません。なので常に真面目できちんとした人に見えるようなコミュニケーションや、間違った期待をもたせてしまわないように施術内容には気をつけてます。過剰寄りな施術にしたところで最後何もない時にはがっかりされてしまうのが目に見えていますし、お互いに悲しい思いをしてしまうので…。
だからどんな人かを確認しながら施術をすすめていきます。その絶妙な距離感を一緒に作れる人には、ちゃんとメンズエステを楽しんでいただける内容にしていきます。

久留米 うわ。それってすごい小悪魔でカワイイですね。でも誰にでもやるわけじゃない、と。お客さんに選んでもらうっていうのもそうだけど、自分でもお客さんを見抜く力が必要ってことか……。何回もリピートしてくれるような、自分と相性がいいお客さんがどんな人なのかは、自分でも分かっていた方がいいですよね。

秋山 何回も来てくれる人には、毎回少しづつ施術の内容を変えるようにしたりと、マンネリ防止になるような工夫もします。

久留米 お客さんとの関係も、恋人同士みたいにマンネリしないようにしなきゃいけないということですね。いやあ、イイ話でした。

相手の期待を察してそれを「少し」超えるサービス

秋山さんはとにかく動作が丁寧で、自分では自分を「話し下手」と評価していましたが、話し上手でなくても「相手の話を丁寧に聞いてレスポンスする」ということの大事さを感じさせられました。

さらに印象的だったのが「相手の期待を超えてあげる」ということ。相手が求めているものを察して、少し上回るようなサービスを提供する。自分がお客さんの立場だったとしても、期待どおりのものをもらうよりも、嬉しい気持ちになりますよね。

秋山さんの「無自覚なモテ所作」は、メンズエステで働く女性たちにはとても参考になるはず。女性の立場でも、一度施術を受けに行ってみる価値があるかもしれません……!

フリーライター&恋愛コラムニスト。女性に特化したインタビュー取材が得意。週刊誌や某ギャル誌の編集経験を生かした強ポテンシャルとメンタルで、今日も悩める女子を救います。男心は分からないけど、男性の幸せも願っている平和主義者。

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