日本ハグヒーリング協会のUno.先生が提唱するオリジナル施術『ハグヒーリング』からメンズエステにも活用できる基礎技術を動画で公開! 全8回のシリーズで施術の基礎が学べる全セラピスト必見のオリジナル講座です。
第2回は『圧の加減』についてです。しっかりと体重が乗った圧を加えるには練習と経験が必要なようです。一人でも出来る練習方法をUno.先生が紹介してくれます。
第2回『圧の加減』編
タオル越しで背中に体重圧をかける体勢
Uno.先生「まずは、姿勢から。膝をついた状態でしっかりと開き、下半身を安定させましょう。下半身が安定することで、圧が入れやすくなったり、ブレづらくなったりします。脊柱の横についている筋肉(脊柱起立筋)に圧をかけていきます。押す圧と書いて押圧(おうあつ)と言います。押圧のポイントは手で押そうとせず、体重を乗せる、というところです。」
押圧の練習の仕方1
Uno.先生「手や腕の力を抜きづらい方は、おへその下あたりの丹田(たんでん)というところに力を入れてみましょう。また、それでも力が抜けないと感じる方は、人の身体ではなく、マットに手をついてみてくだい。ポイントはマットを押すのではく、手をつくというところです。何度か手をついて、離してを繰り返してみてください。その感じで人の身体を間に挟んでいきましょう。この場合やりやすいのは足ですので、ふくらはぎで練習します。マット、マット、ふくらはぎ、マット、マット、ふくらはぎ、マット、ふくらはぎ、マット、ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ、またわからなくなったら、マットに戻してみてください。こうやって練習するといい具合に力の抜けた押圧に仕上がってきますよ!」
押圧の練習の仕方2
Uno.先生「また座った状態で自分の太ももを使っても練習できます。太ももに手を置いて、身体を前に倒します。このときも手をつくという感覚で行いましょう。違いを分かるために、まず手の力でぎゅーっと押してみるのもいいですね! 手でぎゅーっと押したときの太ももの感覚と体重を乗せて押圧したときの感覚、比べてみてください。手に力をいれて押したときは皮膚のつっぱりや押しつぶされる感がありますよね。それに比べて体重を乗せいたときは、皮膚を超えて奥の筋肉に自然にアプローチがきている感覚がありませんか? これは私の感覚ですので、皆さんも皆さんなりの違いを感じてください。」
圧入れるときの加減について
Uno.先生「押圧をかけるときに、どのくらい圧をかけていいのか分からない、難しいとよく聞きます。その場合は、まずはお客様の背中の硬さに意識を向けてみましょう。まずは手をセット。脊柱の横にある脊柱起立筋を押圧します。フラットな状態から前に身体を傾けて徐々に体重を乗せていきます。このときに自分が押している筋肉を感じてみてください。どれくらい沈むのかな?と考えながら、筋肉が潰れてしまう直前を意識します。これ以上押したら潰れる、というところで筋肉も反発があると思いますのでストップ。潰れるイコール痛い、と最初は目安にしておくとよいと思います。自分の身体でもできますね。ぎゅーっと痛気持ちいところまで筋肉をつまんでみてくだい。自分では気持ちいい圧がわかりますよね。そこからさらにぎゅーっと筋肉をつまみます。そうすると筋肉が潰される感じがわかりますか?痛いですよね。この感覚を手に覚えさせていきましょう。」
圧を抜くとき
Uno.先生「圧を入れたら、手を離して抜きますよね。そのときにパッと手を離してしまわないように筋肉を感じながら圧を抜きます。筋肉の戻りを感じると私はスクールでお伝えしています。押したら、手を離すときに、筋肉の戻りと一緒について圧を抜いていきます。そうすることで、筋の反発力を感じることもできますし、とても丁寧でリラックス効果の高い押圧になります。押して、パっ、押して、パッという押圧が悪いわけではないですが、リラクゼーションなら最後まで丁寧に触れてもらえるほうがいいですよね。」
『圧の加減』について
Uno.先生「圧の加減が何も考えなくても自然と出来るようになるには、ある程度の練習と経験が必要です。最初はしっかりと筋肉に意識を向けて押圧してみてください。お客様の身体は人それぞれ違います。筋肉の硬さも反発力も。そのそれぞれをたくさん感じて押圧することで、ぐんっと上達しますよ!」
第1回『触れ方』編はこちら
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第4回『筋骨を意識した的確なポイント』編はこちら
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第6回『見た目の美しさ』編はこちら
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第8回『ハグ感』編はこちら
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